肉食の猫ちゃんには、肉がメインのキャットフードを…とお考えの飼い主さんも多いのではないでしょうか。
けれど、肉と同様の動物性タンパク質を多く含む、魚がメインのキャットフードがあることをご存知でしょうか。
魚系キャットフードは嗜好性が高く、魚の香りが猫ちゃんの食欲をそそると言われています。
また、魚ならではの栄養素やメリットも多く存在します。
今回は、魚系キャットフードのオススメランキングと、魚系キャットフードを選ぶ際のポイントなどをまとめてご紹介します。
肉以外のキャットフードを探していた方や、まだ魚系キャットフードを試したことのない方は、ぜひ参考にしてみてください。
魚系キャットフードオススメランキング5選
魚をメインに使用しているキャットフードの中から、オススメの商品をランキング形式で5つご紹介します。
使われている素材や、特徴はそれぞれ異なるので、ご自身の猫ちゃんにあったキャットフードを選んでみてください。
【第1位】モグニャンキャットフード
モグニャンは新鮮な白身魚を贅沢に63%も使用し、高タンパクで栄養満点のキャットフードです。
袋を開けた瞬間から香ばしいお魚の香りが広がり、その食いつきの良さに試食会では93.9%の飼い主さんが継続して与えたいと答えています。
毎日の食事からの健康づくりを考えて作られているモグニャンは、安心の無添加。
身体の負担となる穀物は使わず、良質な炭水化物源であるサツマイモを使用することでグレインフリーのレシピを実現しました。
厳選された栄養バランスで、子猫から老猫まで与えることができるオールステージ対応のキャットフードです。
我が家の愛猫も子猫の頃から現在でもモグニャンを愛用しているので、私自身も自信を持ってオススメできます。
主原料 | 白身魚 |
内容量 | 1.5㎏ |
価格(税抜き) | 3,960円 |
カロリー(100gあたり) | 374㎉ |
【第2位】アーテミス オソピュアグレインフリーフィーライン サーモン&ガルバンゾー
アーテミスのオソピュアは、フレッシュサーモンとガルバンゾーを使用したキャットフードです。
生肉のサーモンを使用しているため、香り高く猫ちゃんの食欲を誘います。
また、ガルバンゾーは日本ではひよこ豆と呼ばれ、タンパク質源としてだけではなくビタミンB1やカルシウム、カリウムなどの豊富な栄養を含む食材です。
消化吸収の良いサーモンを使用しているだけではなく、食物繊維が豊富で腸内で有害物質や糖質の吸収を抑えてくれるひよこ豆の成分で、腸内環境を整えるサポートをしてくれます。
アレルギーの原因となりやすい穀物も一切使用していない、グレインフリーのキャットフードです。
主原料 | フレッシュサーモン |
内容量 | 1.8㎏ |
価格(税抜き) | 4,446円 |
カロリー(100gあたり) | 381.5㎉ |
【第3位】アカナ パシフィカキャット
アカナのパシフィカキャットは、品質の高いカナダ産の天然ニシン、イワシ、カレイなどの魚を生の状態で搬送し使用しています。
猫ちゃん本来の食事に合わせて栄養バランスを考え、魚タンパク質を多く含み猫ちゃんの健康状態をサポートします。
アレルギーの原因となりやすい穀物も不使用で、消化吸収も良いため老猫にもオススメのキャットフードです。
複数の魚を使用しているため、食欲を誘う魚の香りが強く、好みはありますが猫ちゃんの食いつきが期待されます。
主原料 | 新鮮丸ごと太平洋ニシン |
内容量 | 1.8㎏ |
価格(税抜き) | 6,264円 |
カロリー(100gあたり) | 408㎉ |
【第4位】シンプリーキャットフード
シンプリーキャットフードは、サーモン、ニシン、マスなどの高品質タンパク質を73%も使用したキャットフードです。
デリケートな猫ちゃんの身体を考えて動物栄養学者と共同開発したシンプリーは、身体のコンディション維持に配慮したグレインフリーフードになっています。
腹持ちがよく消化率の高いサツマイモや、ビタミンや鉄分を多く含むニンジン、リンゴ、ほうれん草をレシピに加え、健康的でおいしいキャットフードを実現しました。
生サーモンをベースに、生マス、乾燥サーモン、ニシン、白身魚を使用し、さらに旨味が濃縮したサーモンスープを使用。
袋を開けた瞬間から香る濃厚フレーバーで偏食気味の猫ちゃんにもおすすめです。
主原料 | サーモン、ニシン、マス |
内容量 | 1.5㎏ |
価格(税抜き) | 3,960円 |
カロリー(100gあたり) | 380㎉ |
【第5位】クプレラ ホリスティックグレインフリーキャットフード
クプレラのホリスティックグレインキャットフードは、すべての成長期の猫ちゃんに対応できるグレインフリーのキャットフードです。
消化の良い魚やサツマイモを使用し、さらに乳酸菌に代表される善玉菌のプロバイオティクスを配合。
熱に弱いとされている10種類の必須アミノ酸を調理後に非加熱で加えているので、腸内環境を整え、猫ちゃんの健康な身体づくりをサポートしてくれます。
穀物だけではなく、穀物と似た成分をもつ食材や、穀物の代わりに使用されることの多い豆類や果実類も徹底して排除したこだわりのキャットフードです。
他の魚系キャットフードとはひと味違う魚を使用しているため、好みにもよりますが、他は食べてくれない猫ちゃんでもクプレラには食いつきが良いということもあるようです。
主原料 | ギンヒラス、シロギス、豪州真ダイ |
内容量 | 1.81㎏ |
価格(税抜き) | 4,440円 |
カロリー(100gあたり) | 395㎉ |
魚系キャットフード!4つのメリットとは?
魚がメインのキャットフードと肉がメインのキャットフードには、どんな違いがあるのでしょうか。
魚を使っているからこそ含まれている嬉しい栄養素と、それに伴うメリットをまとめてご紹介します。
魚系フードのメリット |
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必須アミノ酸のタウリンが豊富
猫ちゃんの身体に必要不可欠な成分として、タウリンがあります。
タウリンには、心臓や腎臓、目の機能を正常に保ち、猫ちゃんの健康的な身体づくりの手助けをする役割りがあるのです。
しかし、猫ちゃんは自分の身体ではタウリンを作ることができないため、キャットフードから適正な量をしっかり摂取する必要があります。
魚には、肉と同様に豊富な動物性タンパク質とタウリンが多く含まれているため、猫ちゃんが必要とする栄養素を問題なく摂取することができるキャットフードといえるでしょう。
消化吸収に優れている
魚系キャットフードで多く使われている白身魚やサーモンは、消化吸収がよく、身体の負担となりにくい特徴があります。
そのため魚系キャットフードは、消化機能が衰えている猫ちゃんや、離乳したばかりの子猫など、どの年齢の猫ちゃんにも与えることができるオールステージ対応のキャットフードが多く販売されています。
低アレルギー、低カロリー
魚が主成分のキャットフードは、動物の肉に比べてアレルギー反応を起こしづらいといわれています。
そのため、アレルギーの予防や、肉がメインのキャットフードが身体に合わない猫ちゃんにオススメです。
また、肉に比べて脂質の割合が低くカロリーを抑えることができます。
肥満気味の猫ちゃんや、カロリーを必要としなくなった老猫にも魚系キャットフードはオススメです。
オメガ3脂肪酸が豊富
サーモンなどに多く含まれるオメガ3脂肪酸のDHAやEPAは、免疫力アップや血液をサラサラにする効果があります。
また、記憶力に関した成分と言われているため、猫ちゃんの認知症予防にも効果的です。
オメガ3脂肪酸は、意識して摂取しないと不足しがちになってしまう成分です。
そのため、多く含まれる魚がメインのキャットフードであれば、毎日の食事からオメガ3脂肪酸を摂取することが可能になります。
魚系キャットフードの選び方のポイント3つ
魚が使われているからといって、すべてのキャットフードが栄養素満点の安心できるフードとはいいきれません。
魚系キャットフードの選び方のポイントは以下の通りです。
魚系キャットフードの選び方のポイント |
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新鮮な魚肉が使われているか
猫ちゃんの身体に必要な動物性タンパク質が、新鮮で高品質であるかはキャットフード選びの基準となります。
魚系キャットフードを購入する際には、成分表をしっかりと確認し、「フレッシュサーモン」「ドライサーモン」など、魚の状態の表記があるものを選ぶと安心です。
どんな魚が使われているか
使われている魚の状態と同様に、何の魚が使用されているのかも合わせて確認しなければいけません。
「フィッシュミール」や「フィッシュエキス」などの表記だけでは、何の魚が使用され、本当に魚肉が含まれているのかも分かりません。
また、原材料に青魚が多く含まれていると、イエローファットという胸部や腹部に脂肪がたまり炎症を起こす疾患のリスクが心配されます。
青魚に含まれる不飽和脂肪酸は、体内のビタミンEを破壊してしまうため、与えすぎには注意が必要です。
魚系キャットフードに使われている原材料の魚を確認することは、猫ちゃんの健康を保つためにとても重要です。
無添加、穀物不使用
いくら新鮮な魚、栄養価の高い魚が使われていても、添加物や香料の多いキャットフードでは猫ちゃんの身体には負担となります。
また、消化吸収の良い魚系キャットフードでも、穀物を使用しているものは猫ちゃんの消化吸収の妨げとなります。
いいキャットフード選びの基準として、無添加かどうか、穀物は含まれていないか、を確認するようにしましょう。
まとめ
魚系キャットフードはたくさんの栄養素を含みながらも低カロリーのため、運動不足から肥満になりやすい室内猫や老猫にオススメです。
肉にアレルギーをもつ猫ちゃんでも、安心して食べることができます。
もちろん猫ちゃんそれぞれの好みがあるため、肉系・魚系どちらのキャットフードの方が合っているかは、実際に与えてみて体調の変化や好みを観察してください。
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