猫ちゃんがキャットフードを食べたあとに嘔吐することがあります。
何か病気なの?と不安になる飼い主さんも多いことでしょう。
今回は、猫ちゃんがキャットフードを食べた後に吐いた時に考えられる原因と嘔吐が関係する猫ちゃんの病気について紹介します。
愛猫の嘔吐にお困りの飼い主さんの参考になれば幸いです。
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猫がキャットフードを食べた後に嘔吐をする3つの理由は?
猫ちゃんを飼っていると、美味しそうに食事を食べていたと思ったら、キャットフードを嘔吐してしまったということがあります。
食事を食べた後に猫ちゃんが嘔吐する理由はいくつかありますが、考えられる原因を3つご紹介します。
キャットフードとの相性が良くない
考えられる理由として、今食べているキャットフードの成分が愛猫に合っていない可能性があります。
キャットフードには猫ちゃんのために考えられた成分でできていますが、例えば肉類や穀物にアレルギーがある場合、身体が自分の身体を守ろうとして吐き出すことがあります。
アレルギーはアレルゲンが身体に入ることによって免疫が過剰に反応してしまい起こるものです。
頻繁に嘔吐する、身体をかゆがるなどの症状が見られる場合には今食べているキャットフードに対してアレルギーがでている場合があるので、一度動物病院で検査してみるのがオススメです。
さらに、新しいキャットフードにいきなり切り替えることも体の負担になり吐く原因になるので、1週間ぐらいを目安に徐々に切り替えましょう。
様々な要因によるストレス
意外と嘔吐の理由として多いのがストレスが原因の場合です。
食事の環境が落ち着かない、キャットフードが好みじゃない、同居の猫ちゃんに邪魔されるなど理由は様々ですが、なんとなく元気がない場合にはストレスがかかっている可能性があります。
ストレスの理由をいち早く確定して取り除いてあげることが大切になりますので、一度食事の環境を見直して見ましょう。
また、同居の猫ちゃん同士で相性が良くない場合にはご飯の時間をずらすなどして対策をたてましょう。
愛猫の異変にいち早く気付くためには、飼い主さんが普段からよく観察してあげることが大切です。
毛玉がたまっている
猫ちゃんはきれい好きですので、自分の身体を舐めてグルーミングをして被毛を清潔に保っています。
しかし猫ちゃんの舌はざらざらしており、被毛は柔らかいためグルーミングをすると体内に毛を取り込みやすくなります。
体内に毛がたまるとそれが毛玉となり、消化不良を起こしてキャットフードを嘔吐することがあります。
体内に毛玉が溜まった状態ですと、うまく胃腸が働かなくなってしまい胃酸が逆流して嘔吐の原因になります。
定期的に毛玉を吐いたり、便と一緒に排泄できていれば問題ありませんが、愛猫が苦しそうにしている、便が出ていないなどの症状がある場合には毛玉が詰まっている可能性があります。
毛玉をコントロールするキャットフードも販売されていますので、上手に利用しましょう。
嘔吐は病気が原因の場合は?考えられる3つの原因!
キャットフードを嘔吐する理由について紹介してきましたが、一番心配なのはやはり病気が原因の場合です。
動物病院で診察を受けることが第一ですが、冷静に対処するためにも嘔吐をした時に考えられる病気について3つ紹介します。
腫瘍
身体の中に腫瘍ができると嘔吐の症状が見られることがあります。
嘔吐の他にも下痢や食欲節不振などの症状が見られます。
また、愛猫が嘔吐した際には内容物をチェックすることも大切です。
嘔吐物に血が混じっている場合には、腫瘍からの出血の可能性もあり命の危険があることがあります。
腫瘍の箇所や大きさによっても治療方法は異なりますので、速やかに動物病院で診察を受けましょう。
胃腸の病気
胃腸になんらかの疾患があると嘔吐する可能性があります。
気をつけたいのはなにか異物を誤飲してしまい、腸閉塞や胃捻転などの緊急性のある病気になっている場合です。
腸閉塞などの時には腹部の膨張や意識喪失、泡を嘔吐するなどの症状が見られます。
腎臓・肝臓の病気
腎臓や肝臓は栄養を身体に吸収して、残った毒素を体外に排出するためにとても重要な器官になります。
腎不全や肝不全になるとこれらの毒素が身体からうまく排出されなくなり、身体に残ってしまうため嘔吐することがあります。
腎臓や肝臓の病気は気付きにくく、症状が見られたときには重篤な状態になっていることもあるため、早めに対処したい病気です。
嘔吐の他には、下痢や食欲不振、多飲多尿、血尿をする、元気喪失、さらには毛が抜ける、皮膚が炎症するなどの症状が見られます。
猫ちゃんは砂の上でトイレをするため中々尿の状態が分かりにくいですが、少しでも異変を感じた際には動物病院を受診しましょう。
まとめ
猫ちゃんがキャットフードを嘔吐したときに考えられる原因と嘔吐の症状がある病気について紹介しました。
猫ちゃんはしゃべることができないため異変には気付きにくいです。
大切なのは、普段から愛猫の性格や行動をよく観察してコミュニケーションを密にとることで、愛猫からのサインを見逃さないようにすることです。
身体をさわって愛猫に異常がないか健康チェックをこまめに行いましょう。
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